『トレイルラン2014』(山と渓谷社 マウンテンスポーツマガジンVOL.1)は「CHAPTER1 山をもっと楽しむためのトレイルランQ&A」、「CHAPTER2 キーワードで読み解く最新ギア・セレクション」、「CHAPTER3 首都圏&関西都市近郊コースガイド 週末トレイルラン・ベストコース16」の三部構成。
『トレイルラン2014』から、私自身がトレイルランニングについて勉強になった部分を取り上げる。
「CHAPTER1 山をもっと楽しむためのトレイルランQ&A」
11ページから始まってBASIC編とSTEP UP編の2部構成になっている「CHAPTER1 山をもっと楽しむためのトレイルランQ&A」がトレイルランニングについて下調べしている私にとてもためになった。
BASIC編は「はじめようトレイルラン」、「走り方の基本」、「装備分類学」、「トレイルを探す」、「トレイルでのマナー」、「レースの楽しみ方」。
「CHAPTER1 山をもっと楽しむためのトレイルランQ&A」で、最初に読んでほしいのは「トレイルでのマナー」。トレイルランナーとハイカー(登山者)のトラブルが絶えないのでトレイルランナーが排除されないよう、最低限のマナーとしてこれを頭に叩き込んでおくといいだろう。車(トレイルランナー)と歩行者(ハイカー)との関係—「歩行者優先」—に似ている。
STEP UP編はトップランナーや専門店スタッフ、メーカー担当者に聴いた「トレラン装備のTIPS」、「効率的なトレーニング」、「実践的トレラン食」、「ワンランク上のレース戦略」、「トレイルに入る前の準備」。痒い所に手が届くQ&Aになっている。
例えば「トレラン装備のTIPS」からいくつか取り上げてみると「トレイルランナーのための“より正しい”靴の履き方を教えて」、「靴の洗い方にコツってあるの?」、「汗と泥で丸一日分汚れたバックアップ、どうケアすべき?」、「まずひとつ買うなら、どんなパックがオススメ?」、「エマージェンシーキットの中身を教えて」。
「効率的なトレーニング」では「仕事が忙しくて走る時間がない」、「心拍ベルトの締めつけが気になります」等々。
「CHAPTER3 首都圏&関西都市近郊コースガイド 週末トレイルラン・ベストコース16」
「CHAPTER3 首都圏&関西都市近郊コースガイド 週末トレイルラン・ベストコース16」 「CHAPTER3 首都圏&関西都市近郊コースガイド 週末トレイルラン・ベストコース16」(89p)では「フィールドを安全に楽しむためのトレイルラン基礎知識」(90〜91p)と、東京に住んでいるので98ページから始まる「高尾山・奥多摩エリア」のコースがよかった。「高尾駅から草戸山へ」「高尾山から陣馬山往復」「御岳山から金比羅尾根」「本仁田山から川苔山」「名栗湖周辺ラウンド」「伊豆ヶ岳から吾野へ」。
各コースにはコースレベルも書いてあるので、自分の力量に合ったコースを選ぶ際の参考になった。