裸足で完走できたかすみがうらマラソン大会2017。2016年は春嵐で低気温だった。走りやすかったけれど。さて2017年はどうなることやら。
原稿を書いていたら長くなってしまい収集がつかなくなったから要点だけ書き出した。
以下、暑い気温の中で走っているからうろ覚えの部分もある。
目標
サブ4。ユニクロ MEN ドライEXクルーネックT(半袖) Size : S Color : 53 GREENとパーゴワークス RUSH 1 AIR(ラッシュ1エア)試走。
服装・装備
トップス……ユニクロ MEN ドライEXクルーネックT(半袖) Size : S Color : 53 GREEN。
ボトムス……ユニクロ MEN エアリズムボクサーブリーフ(ローライズ)RED Mサイズ。ユニクロ ポケッタブルショートパンツ+。
鳩尾……ガーミン ハートレートセンサーHRM-Run。
左手首……GARMIN(ガーミン) ForeAthlete® 920XTJ White / Red。
右手首……ダイソー リストバンド。
足……裸足。
目……ユニクロ MEN アイプロテクトハーフリム。
頭……パタゴニア ダックビル・キャップ アンダーウォーターブルー。
装備……パーゴワークス RUSH 1 AIR(ラッシュ1エア)。サロモン ソフトフラスク 500ML/16OZ。マグオン(スティック)3本。ヴァーム(スティック)4本。グリコ パワープロダクション ワンセコンドCCD クリアレモン1本。グリコ パワープロダクション ワンセコンドCCD ライチ1本。
コース
かすみがうらマラソン大会2017コース。42.195km。
かすみがうらマラソン大会2017の朝から整列まで
天気予報を見たら晴天、最高気温26度。
裸足で完走できる路面温度であってほしいと願う。
土浦駅に8時37分に到着して会場に向かっている時は、暑い日差しだったが、まだ冷たい風だった。
暑い日差しを避けるために頭は通気性も良いパタゴニア ダックビル・キャップ アンダーウォーターブルー。目はユニクロ MEN アイプロテクトハーフリムを掛けて保護。
随時補給のために新発売のパーゴワークス RUSH 1 AIR(ラッシュ1エア、1リットル)を装着。
後ろのポケットにサロモン ソフトフラスク 500ML/16OZを縦に入れた。横の左メッシュポケットにマグオン3本、ヴァーム4本、ワンセコンドCCDクリアレモン味1本とライチ味1本を入れた。
右メッシュポケットにはウェットティッシュ。
荷物を預けてCブロックに行った時点で暖かい風に変わっていた。
帰りの電車だったか「夏の朝のような感じだった」と言ってた人がいた。
なので、スタート時刻近くまでCブロックの歩道で日陰で暑さをしのいだ。
かすみがうらマラソン2017要点。
前半……上り下りの坂の連続
天気予報の最高気温26度。
前半上り下りの坂が続くから脚を温存しようと、キロ5分50秒ペース目標で走り出して様子見。
意識的に足(膝)を上げない。シザースでペースに応じて自動的に必要な分だけ足が上がるから。
「シザース、シザース」をやり通して完走を目指す。
走り出して少ししたら軽い頭痛が続く。
最初のエイドから水を2カップもらい、少し飲んであとは頭から水をかけた。
スポーツドリンク飲まず。
その後のエイドでも同様。とにかく暑いから体を冷やす。
エイドの間隔を2にするとびしょびしょにしたはずのTシャツがすっかり乾く。
5km過ぎでマグオン1スティックを飲んだ。
キロ5分40秒±10秒ペースに変更。
10km経たないうちに汗があまり出ないようになる。脱水するにはまだ早い気がするが。不吉な予感。
10kmでヴァーム1スティックを飲んだ。
10数kmでハムストリングが攣る予兆が出てくる。でも攣らない妙な状態が続く。
後半……平坦な道
後半から始まる平坦な道程。ペースアプしたい気持ち満々だが、体が言うことを聞かず上がらない。
ますます暑くなる。
グリコ パワープロダクション ワンセコンドCCD クリアレモン味を開けて半分流し込んだ。
どこのエイドの机にほぼ水がない。
水がある所ではカップを3つもらって少し飲んで、あとは頭と脹ら脛から下に水をかけた。
しかし……
足の裏が熱い?
肉刺ができてる?
火傷している?
もしかしたら路面が裸足で走りずらいくらい熱くなってる?
着地後すぐに脚を上げるからその分シザースしやすくなったと思う事にした。ひたすらゴールを目指す。
「歩きたい」、「走らなきゃ」……が頭の中で何度も繰り返される。
スポーツドリンクを飲んでしばらく気持ちが悪くなってその間ペースダウン。その後多少元気が出る、の繰り返し。
大腿が張って走りづらくなってきた。歩きたい。
前方に青い帽子を被った裸足ランナー発見。「抜かしたい」という欲を出して自分を鼓舞。追い抜いた。
それからすぐ法被・褌姿の裸足ランナーを抜いた。
狭い道でランナーで混雑していたから2人に挨拶できず残念。
後ろから「裸足だ」という声が聞こえてきて歩くに歩けずペースアップ。
距離を経て脚がステテコ状に張ってペースが上がらない。むしろ落ちてる?
シャワーや水をかけてくれるエイドを積極的に活用。
春嵐の中で緩く走った2016年と同じ4時間30分くらいのタイムで完走するのか?
裸足ランナーと最後の数kmで抜きつ抜かれつして
あと数kmで完走。
さっき追い抜いた法被・褌姿の裸足ランナーが後ろから来て「のっちでーす」と名乗りながら追い抜いて行った。
これでまた心に火が点いて歩幅を大きくしてシザース。そしたら脚がリフレッシュしてまだけっこう走れている自分に驚いた。
多分小さな動作と大きな動作で使われる筋肉が違うからだろう。
心の中でのっちさんに感謝しながら後をついて行って勢いでのっちさんをまた抜いた。
ゴール会場まであと直線を残すのみ。
少しペースダウンして呼吸を整える。ここまできたら抜かれても良い。マイペースでゴールを目指そう。
そしたら後ろから駆け込んできたのっちさんに再び抜かれた。
あー!阿部さんだったんですね(>_<)気づかずご挨拶できずすみませんでした!後半はもー無我夢中で。昨年とは状況が全く異なり、非常に学びの多いフルマラソンでした。
— のっち (@takamori3958) April 16, 2017
後を追わずにマイペースでゴール。
きっと2016年と同程度のタイムなんだろうなぁ。
アミノバリュー、バナナ、Tシャツ、蓮根麺、リゲインをもらい、最後に記録証をもらった。
かすみがうらマラソン2017のタイムは?
オフィシャルタイム(グロスタイム)、プライベートタイム(ネットタイム)4時間11分。蓋を開けてみたらこの暑さで上々の記録。
かすみがうらマラソン大会2017から得られた教訓
シザースの繰り返しで脚を温存できた。脚も攣らなかった。
シザースだけでかすみがうらマラソン2017より条件の良い─でも脚が攣っていた─フルマラソン大会と同程度の記録を残せた。
着地について。平地でほぼフラットに近いフォアフット着地。上り坂では前で捌いてフォアフット着地からフラットに近い。踵をつける場合もある。下り坂は体幹に近い所でフォアフット着地。いずれもシザースしているから軽い脚になっている。
かすみがうらマラソン大会2017のために12月からリディアード式トレーニング導入。淡々と日々のメニューをこなした。本来なら6ヶ月欲しいところ4ヶ月半で、しかも暑熱順化もままならない真冬のトレーニングで、暑い日で条件が良かった今までのマラソン大会と同程度の脚力を発揮できた事に我ながら驚きを禁じ得ない。実質脚力アップできたと見て良いだろう。
ランニングフォームはみやすのんきさんの『あなたの歩き方が劇的に変わる! 驚異の大転子ウォーキング』と『「大転子ランニング」で走れ!マンガ家53歳でもサブスリー』からの落とし込み+α。
足の裏は趾に火傷による? 擦過傷? と小さな肉刺ができただけ。写真でもどこに傷や肉刺があるかよく分からないが一応下記掲載しておく。
意外に早くハムストリングが張った原因は、骨盤の立たせ過ぎ。途中から修正した。
後半、大腿が固くなったのは小さな歩幅でシザースの繰り返しによる。後半の早い時点で時折歩幅やペースを変えて走ってみれば良かった。
かすみがうらマラソン大会2017から得られた3つの課題
より暑さ強くなるための暑熱対策。これからの季節で裸足で走れない時間帯により長く走れるようにする。目的のためにサンダルも辞さない。
より速く走ることよりも、さらにより良いシザース動作を体に浸透させる。
強い脚作り。これは走り慣らすしかない。
雑記
かすみがうらマラソン大会2017前後に施した足の裏のケア方法は?
足の裏のケアは基本ワセリンを塗るだけ。
朝。足の裏にワセリンを擦り込んでソックスを履く。
朝食時や夕食時。食べながら足の裏でゴルフボールを押す。
夜。シャワーを浴びた後、足の裏にワセリンを塗ってビニール袋を被せてソックスを履く。寝る前にビニール袋を外して足の裏を拭いて寝る。
謎の裸足ランナーグループの参加人数は?
去年、話題になった謎の裸足グループ。
前半、後ろから寄ってきたランナーが「今日、これで4人めです。裸足多いですね」と言いながら去って行ったから、2017年もさぞかし多かろうと思ったのだが……。
後半、前で女性ランナーと話していた男性ランナーが「去年は100人で今年は半分に減ったんですよね〜」と言っていて気になっていた。
去年が80人、今年が40人だそうです。私も実際1人見かけて最終的に抜かれました、、 pic.twitter.com/qLPyvJPFnE
— ねもやん@秋に向け準備ちう。 (@nemoyan_pro) April 18, 2017
どうやら2017年は半数になったようだ。
今年、走りづらい熱い路面という教訓を得た裸足ランナー達。2018年はどういう決断をするだろうか?
熱い路面で裸足ランナーの足裏は大丈夫だったのか?
これ、けっこう知りたいランナーが多いんじゃないだろうか。
まず自分の場合。
1週間くらいしか裸足で慣らしてなかった状況でかすみがうらマラソン大会2017に臨んだ結果、上記に書いたように趾に擦過傷があった。1趾に肉刺ができていたくらい。ヒリヒリしていたのが3日くらい。21日金曜日に裸足ランニング再開時ではなんともなかった。
他の裸足ランナーたち。彼らの名誉のためにいちいち取り上げないが、自分とほぼ同ペースの裸足ランナー含めてSNSの投稿を読んでいると、かすみがうらマラソン大会2017後に無敵や自作サンダルでランニングしている。推測するに足の裏にそれ相応のダメージを負ったという事なのだろう。
そうでなければ裸足でランニングを再開していたはずだ。
足の裏の写真を撮影してInstagramにアップしていた裸足ランナーもいた。それを見たらそこそこ悲惨な足の裏だった。
さて、自分と彼らの差は何か?
多分ランニングフォームの違いによるものだと推測している。そこしか思い浮かばない。
一言で要約すると、彼らは蹴っているまたは押している、俺は蹴らない、という感じ。
かすみがうらマラソン大会は裸足で走りやすいか?
さあ、本稿の最後。
かすみがうらマラソン大会の路面そのものは裸足で走りやすい部類に入る。2017年は寒さの中、自分を含めて数多くの裸足ランナーが完走できているから。
2016年は春台風で涼しい中で緩く走って4時間30分くらいで傷なし、2017年は暑い中4時間11分で趾に数日程度で治った擦過傷と肉刺1つ。
裸足で走る条件は路面ではなく気温だろう。2018年も2017年のように暑ければ路面温度が急上昇して裸足で走ると危険。
裸足ランナーが完走にこだわるならサンダルを携行すれば良い。裸足完走にこだわるなら裸足で無理だと思った時点で即リタイヤが良いだろう。
ユニクロ ドライEXクルーネックT(半袖)とパーゴワークス RUSH 1 AIR(ラッシュ1エア)の使用レポートは別稿で取り上げる予定。
VO2 Max……56。
リカバリータイム……4日。
距離42.51km、カロリー2,449C、平均心拍数157bpm、最大心拍数193bpm、有酸素運動TE5.0、時間4:11:21、移動時間4:08:18、経過時間4:11:21、平均ペース5:55 / km、平均移動ペース5:50 / km、最高ペース4:36 / km、高度上昇123m、高度下降114m、最低高度-1m、最高高度40m、平均ケイデンス187spm、最大ケイデンス256spm、平均歩幅0.91m、平均上下動比7.2%、平均上下動6.6cm、平均GCTバランス51.7%左 / 48.3%右、平均接地時間239ms、気温21.1度、ほぼ晴れ、体感21.1度、11kphSWの風、湿度46%。