裸足ランニング・ベアフットランニングの実践記録

裸足ランニング

裸足で第1回さいたま国際マラソンを走るその2

裸足で第1回さいたま国際マラソンを走るその2

投稿日:2015年12月23日 更新日:

第1回さいたま国際マラソン裸足ランニング顛末記いってみよう。

第1回さいたま国際マラソンのスタート前後

2015年11月15日(日)の朝。雨。しかも寒い。

下にすぐ走れる格好をしてアウターはユニクロ 防風ストレッチスウェットパーカ(長袖)を着用。これで冷えを防ぎながら会場になっているさいたまスーパーアリーナへ向かう。

私のマラソン必携アイテムであるSALOMON S-LAB SENSE SETには水を入れたソフトフラスク1本が左ハーネスの真ん中ポケットに挿さっている。補給はグリコ ワンセコンドCCDクリアレモン3本、ワンセコンドCCDライチ風味1本。これらもS-LAB SENSE SETに入れた。

トップスはゼッケン交換後に買った第1回さいたま国際マラソンTシャツ。アウターにモンベル EXライトウインドジャケット。頭にララムリBuff。

着替えて貴重品を預けて、定刻に並んだ。しとしと雨が降り出して行列の中で体をあまり動かせないから裸足が冷たい。じっと待つしかない。マラソン大会でいちばん辛い時間。

スタート開始でも、なかなか前に進まず。スタート地点まで長かった。でもラッキーなことにスタート地点に向かう最中に雨が止んだ。気温は低いままで走りやすそう。

第1回さいたま国際マラソンのスタート後〜15kmまで

今回は主催者側が発表した「主要地点選手通過予定時刻」の「一般(サブ4)の部 最後尾 START 9:46」資料から主要地点の実時間を算出してMacBook AirのNumbersで「第1回さいたま国際マラソンペース表」を作成してA5サイズで印刷。小さなビニール袋に入れて携行。これでどんなペースで走れば何時何分頃に関門に到着するかわかるようになっている。ペース設定は5'20" / km、5/25" / km、5'30" / kmの3種類。

それに合わせてiSmoothRun Pro GPSのPebble Watch表示も実時間に変更。

あとは5'20"〜5'30" /kmペースを確実に踏んでいくだけ……のはずだった。

今、iSmoothRun Pro GPSの記録を見ると、最初から5'09" /kmとか5'15" / kmといったペースが並んでいる。5'20" / km近い安定したペースになってきたのは8km過ぎ。

とにかく最初から上り下りの連続。「ゆっくり上って速めに下る」の繰り返しで良いと思っていたけれど、iSmoothRun Pro GPSの記録を見ると速すぎるペースになっていたから技術不足が露呈した格好。

10kmでグリコ ワンセコンドCCDクリアレモン1本補給。

15kmから悪夢が始まった第1回さいたま国際マラソン

全体的に粗い路面をひたすら裸足で走る。

曇りで気温が低く走りやすくて15kmくらいまで快調に走っていた。

ところが15km前後に雲間から日が差してきて、気温が突然上がった感じ。

それと同時に首の左側が攣り出した。その度に首の左が攣らない方向へ動かして難を逃れながら裸足で走った。

同時に重たい脚になってきた。「あれ? 俺の脚って15kmで終わりだったけ? 第1回横浜マラソンは35kmまで保ったじゃない。あれぇ?」っていうくらい。しかもこの辺りは平坦な道なのに。

iSmoothRun Pro GPSの記録を見ると時折5'40" / kmペースくらいが出てきている。

関門を過ぎる毎に貯めてたタイムがどんどんなくなっていった。

20kmでグリコ ワンセコンドCCDクリアレモン1本補給。これで2本め。走っていたらお腹がゴロゴロ鳴り出した。この後、S-LAB SENSE SETに入れたワンセコンドCCDに手をつけなかった。

そんな中、トップを走っていた女子アスリートたちが反対側の道路を通過する姿を間近で見た。

アツェデ・バイッサ選手のランニングフォームが印象的だった。コンパクトなランニングフォームでまるでスケートで滑るようにすいすい走っていった。腿上げなんかしてない。不思議なランニングフォーム。涼しげな顔。

後続の女子アスリートたちも見た。その中には顔を歪ませながら一生懸命腿を上げて一生懸命脚を回転させて走っていた女子アスリートもいた。けれども遅い。

(この落差は何?)

そう思いながらまた自分の走りに集中して走り続けた。

第5関門で終了した第1回さいたま国際マラソン

走れば走るほど重い足になってきた。走るのが辛い。

確か新見沼大橋有料道路で懐かしい顔を発見。数十年前、同時期に同門で気功や整体、太極拳を学んでいた男性。白髪混じりのよいおっさんに仕上がってた。ランニングクラブの応援のようだ。

声を掛けたら「阿部さん、こんなところでなにやってんの?」だと。「走ってるの」と答えて前進。

第5関門近くに来たら「まだ関門通れるよ、頑張って」という沿道の応援してくれてる人々やサポーターたちの声が所々で聞こえ始めた。

完走は無理だとしても第5関門は抜けたい。でも脚が動かない、というジレンマを抱えながら第5関門に向かう。

私の場合、脚の裏側全体が攣り出して走れなくなる。腿の前面はなんともない。ランニングフォーム改善やスピード持久力改善が必要。

若い女性ランナーが「第5関門まだですかねぇ」と話しかけてきたので「もうすぐです、行きましょう」と一緒に走る。32.5km地点にあった給水所と35.2kmにある第5関門ポリテクセンター埼玉の間にある中尾陸橋を死に物狂いで通過。どんどん第5関門が近づいてきた。

第5関門直前で第5関門閉鎖。私の第1回埼玉国際マラソンはここで終了した。

さいたまスーパーアリーナで起きたラッキーな出来事

ここからバスでさいたまスーパーアリーナへ。交通規制でなかなか出発しない。バスに1度乗ったランナーがトイレに降りたりまた乗ったり。

数10分後にようやく交通規制が解けて出発。走っている最中に水分の摂り過ぎ? でバス内で袋に吐いたランナーもいた。走っている最中は消化能力が落ちるんだなぁ、と実感した。

さいたまスーパーアリーナでバスを降りて通路を歩いていたら、川内優輝選手が笑顔で待っていた。そして私たちに声援を掛けてくれた。私も含めて握手を求めてきたランナーには握手もしてくれた。これが第1回さいたま国際マラソンで得たいちばんの記念だった。

第1回さいたま国際マラソンを攻略できなかった分析

第1回さいたま国際マラソンを攻略できなかった理由。

前提として脱水(マラソン大会前と当日を含めて保水)。

技術として上り下りが多くて、自分の一定のペースで走り続けられなかった。そもそもまだフルマラソンを走れるだけの脚のスピード持久力がない。

最後に暑さ対策。

以上、上記の点を改善。

少なくとも高強度や一定ペースの距離走を行う前後に経口補水液を飲む。そしてスピードと持久力養成。この2つをルーチン化して取り組む。

トラウマになった第1回さいたま国際マラソン

4時間制限があったとはいえ、完走できなかった第1回さいたま国際マラソンがトラウマになった。

数週間後に迫った12月6日(日)第10回湘南国際マラソンまでずっと(フルマラソン、完走できるんだろうか?)という不安で頭がいっぱいになった。その原因は? 第1回横浜マラソンの時より脚が弱くなってる? とかも。

なので先に完走できた第10回湘南国際マラソンの記事をアップした。

そして今日12月23日(水・祝)やっと第1回さいたま国際マラソンの記事を書いてアップできるようになった。

エントリーできたら第2回さいたま国際マラソンを乗り越えたい。

裸足ランニングコース

全体的に粗い路面が多い気がした。

上り下りが多いので、裸足ランニングの総合力が試される。

ということで難易度★★★。

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