股関節主導のランニングが板についてきた2018年年末。
股関節主導で走ると脚の重みを利用できて脚が楽。
で、その先は?
そしたらTwitterのタイムラインで高回転なおかつより長い歩幅でランニングするには? という話題が出てきた。
普通、ピッチ走法とストライド走法のどちらを選ぶ? という話になるけれども、ある程度煮詰まってくると両方を満たすしかないと分かる。
その話題を読んでたら、第1回さいたま国際マラソン(2015年)の事を思い出した。
さいたま国際マラソンは、トップ選手達のランニングフォームをすれ違いざまに見られる。
第1位のアツェデ・バイッサ選手のランニングフォームが印象的だった。
まるでリニアモーターが静かにスーッと前に移動していく感じ。優雅にアイススケートを滑ってる感じ。
(こういう走りをしたいなぁ)
動画で見るのと生で間近で見るのとは大違い。
第2位、3位……とその後の選手達が一生懸命脚を動かしてがんばって走ってた。そこには1位とそれ以下に厚い壁があった。
(こういう走りはしたくないなぁ)
その時から、いつかはアツェデ・バイッサ選手の走り方のメカニズムを解明して体現してみたいと思うようになった。
でもその時は雲をつかむような話で想像もできなかった。
で、最初の高回転なおかつ長い歩幅で走るという話に戻ってくる。
脚は全体重の半分の重さがあるという。
股関節の振りだけで脚の振り上げから振り戻しまでキッチリできるというのは既に確認済み。
なのでより速く股関節の振るだけで高回転でより長い歩幅で走れる、という仮説を立てた。
そして今朝試走。
ウォーミングアップに交差歩きとタターンタンのスキップ。
交差歩きは股関節の可動性を良くする。
タターンタンのスキップは腱の可動性を良くする。スキップは前足部で蹴れないのもいい。
いよいよ張り切ってスタート。今日は平地周回ドーン。
いつもの高強度ランニングのつもりで走り出した。
1つ違う事。
今までより股関節の高回転を心がけた。着地もスムーズでいい感じ。脚もブンブン振れている。
とにかく回転数維持。
走ってたら今まで経験した事がない息苦しさ。
(まだ1kmも走ってないよなー)
走ってたらますます苦しくなって
(死にそう)
思わずGARMIN ForeAthlete® 935のSTOPボタンを押した。
結果。短距離でまったく参考にならないかもしれないが載せとく。460mだもんな。いや、ここは460mも走れたと書くべきか?
ここ最近、短距離でいいから何はともあれキロ4分30秒ペースを体感したいと書いていた。そしたら2019年元日に股関節の高回転だけを意識するだけでそれ以上のキロ4分8秒ペースを体感できてめでたい。しかも平均ピッチ180、最高ピッチ188という高回転、今まで高強度ランニングで1.18mくらいだった平均ストライドは1.34mで満足。
いつでもキロ4分30秒以上のペースを味わえる確信ができた。心理的にキロ4分30秒の壁が低くなっただけでも儲けもの。
とりあえずピッチ180でより長いストライド目指して1km完走をめざす。
それとGARMIN ForeAthlete® 935付属のRunning Dynamics Podを装着して計測する事も考え中。