かすみがうらマラソン2018は裸足でStrydパワーペース走になった。
かすみがうらマラソン2018の目的
かすみがうらマラソン2018は、Strydパワーメーターの試走にいったようなものだ。
- 裸足での装着方法
- 雨天での防水性能
- 長距離でのデータ受信状況
ガーミン ダイナミクスポッドとStrydパワーメーターを装着して、データ比較もしたかった。
でも一抹の不安があった。
普段のランニングでは、ダイナミクスポッドとStrydパワーメーターを同時に動作させていて、
ランニング後に行うGarmin Connect Mobileアプリへの転送が─多分データが大きくなって─うまくいかない場合があったから。
それで結局ダイナミクスポッドを外して、Strydパワーメーターでかすみがうらマラソン2018を走ると決定。
目標
Strydパワー平地170基準の一定で走るペース走として捉えた。上り坂は遅くなり、下り坂はより速くなる。
2017年のつくばマラソン以降、月間走行距離30〜80キロとほぼ走れてないから、想定完走タイム4時間30分〜5時間に設定。
3回目のかすみがうらマラソンでは、ざっくり
分かりやすく小分けしたゴールに向かって走る事にした。
1. スタートから抑えて走る坂の連続23キロ。プラス我慢の平地7キロ。ここまでパワー170基準。
2. 30キロ過ぎ─から俺様タイムでペースアップ。
3. 10キロ走って─毎度苦しいから─地獄の出口40キロ(手前?)
4. 最後の2.195キロラストスパートでゴール。
ガーミン フォアアスリート® 935のラントレーニングページ表示項目を変更
ガーミン フォアアスリート® 935のランでのトレーニングページで表示項目を変更した。
今までは1ページ目に距離、タイム(経過時間)、ラップペース、心拍数の4項目を表示させていた。
かすみがうらマラソン2018では、1ページ目に時刻、タイム(経過時間)、ラップペース、Stryd Powerの4項目を表示。2ページ目に距離、タイム、ラップペース、心拍数の4項目表示にした。理由は、主にパワーペースで走る、正確な距離でラップタイムを取得できない、時刻と経過時間が分かればゴール時刻の目安になる事。
天気状況
スタート前には雨が止んでいた。
春の嵐になった前々回、路面が熱くなった前回と比較したら、スタートからゴールまでほぼ曇りで気持ちよく裸足で走れた。
25キロ過ぎだったか、後半雨が降ってきた。サングラスを掛けていたが、間から雨が目に入って痛かった。
その後、最後3キロになったら雨が止んだ。
かすみがうらマラソン 兼 国際盲人マラソン2018は、始終日が差さなくて裸足で走りやすかった。
かすみがうらマラソン2018の結果は?
23キロまでの上り下りの連続は、上り坂でコントロールし難くパワー200超え多発。まだ下りのパワーコントロールの方が楽だった。
走り込み不足が響いている。
そこから平地7キロも気楽に進む。
そして待望の30キロからペースアップ。
ところがたった3キロで壁がきた。「走るの辛い、歩きたい」の繰り返し開始。ゴールまで続く。
ここでも走り込み不足が露呈。今までのマラソン大会よりも呼吸が荒い。もちろゴールまで鼻呼吸で通した。
少しでも痛みから意識を逸らす方法をなんでも採用。
呼吸を意識して落ち着く。周囲の風景を眺める。
神仏、自然、近親者、友達、沿道の声援ランナーからの声援、Twitterフォロワー等々、心の中でありとあらゆる物事に「ありがとう」を言った。
周囲のランナーを見ながら心の中で「みんな苦しいけれどゴールに向かって走っている、俺も走る」と自分自身を奮い立たせる。
最後の2キロくらい。前回はここをのっちさんと走ったなあ、と感慨深かった。
と、なんだかんだで完走できたから成功といえるだろう。
ネットタイムは、2017年のつくばマラソンに近い4時間8分49秒で完走。
ほぼ走ってなくても走力が底上げされていて、自分自身ビックリ。
痛みについて
序盤から中盤までほぼ補給をしなかったせいか、最初に両腕が痺れてきた。
で、右脚が痺れた。
次が左膝上。
その次が左股関節。
最後は右足首前。
不幸中の幸いだったのは、痛みが強くならなかった事。
極めつきは、あと3キロくらいからだったか、右足が攣りそうになった。
補給
序盤から各エイドの水を頭から被った。それとたまに口に一口含んで路肩に吐き出す。飲まない。最後の方のエイドで1回水を飲んだ。
スポーツようかんカカオ5本装備。そのうち1本を後半序盤裸足のマミさんに1本進呈。結局、後半、数キロの間を置いて2本食べた。
OS1ゼリー2本装備。1本の2分の1くらい飲んだ。
残り3キロ以降の各エイドでアミノバリュー4カップくらい(実はよく覚えてない)。
補給してしばらくすると元気になる。それで気持ちをつないだ面もあった。
新鮮な質問
コース途上で多くのシューズランナーから声援を戴いた。本ブログ記事でもう一度「ありがとう」。
「リスペクトします」と声をかけてくれた若い男性ランナーもいて、ありがたかった。
ところで、裸足ランナーとしてかすみがうらマラソン2018で初めて尋ねられた質問があった。
「どのくらいやれば裸足で走れるようになりますか?」
ランニングできるという意味で「半年」と答えてしまった。今から振り返ると、もしかしたら質問の意図は「フルマラソンを走れるようになるまで」だったかもしれない。
裸足ランナーの数
10キロ地点で警官が「今日で裸足9人目だよ」と言っていた。
後方から追い上げてきて後ろにも1人はいたから、少なくとも10人はいたのではないか?
足の裏はどうなった?
かすみがうらマラソン2018を完走した夜、100年の伝統ある亀の子束子1号で洗った後の足裏。
月40キロ以下の裸足ランでも左足に薄く皮が剥けた部分が少しあっただけ。
月40キロしか走らなくても、4時間強のタイムなら足の裏はなんともな買った。
かすみがうらマラソン2018の振り返り
まずStrydパワーメーター。
雨はほぼ降らなかったが、着地点が水溜りだったりした。
で、完走後。光る細い凹みに数粒砂利がついたくらい。爪で取れた。データは取得できていた。
次に、かすみがうらマラソン2018の結果から得られた教訓。
トレーニングと休養のバランスを取りながらもう少し走り込む。
特に秋フルマラソンまでにレースペースでのロング走を盛り込んで、筋持久力を高める。
補遺:自己超越な目的を持って裸足ランニングを継続していく
この時は「自己超越的な目的」がよく分かっていながった。
しかし、先日下記記事の一文を読んで一瞬で腑に落ちた。
別に応援が好きなわけじゃないから、行きたくないんだけどね。ただ、応援してるとランナーからパワーもらえるのよ。パワースポットだよね。
ランナーがパワースポットという想いに衝撃を受けた。
走っている時に沿道の人達や同じコースを走っているランナーに応援されている、つまり自分が受け取っているだけと思っていたら、そうじゃなかった。
沿道で応援してくれた人達、同じコースを走
続けているランナー達に、走っているだけで自分も何かを与えている。
自分も走るだけで他人に元気を与えてあげられてたんだ、走るだけで他人に元気を与えられるんだ、という事を。
それが自己超越的な目的の一種なんだ。
だからこれからはそれを目標にして裸足ランニングを継続していく。