『TRAIL RUN 2015 Spring / Summer トレイルラン2015春夏号』(山と渓谷社、別冊山と溪谷 マウンテンスポーツマガジンVOL.2、2015年4月)はトレイルランニングのムック。
2014年に『TRAIL RUN 2014』(山と渓谷社、マウンテンスポーツマガジン VOL.1、2014年6月)は黄緑色の表紙で「特集 山をもっと楽しむためのトレイルランQ&A」が参考になったので即購入。
2015年の『TRAIL RUN 2015 Spring / Summer トレイルラン2015春夏号』はピンクの表紙で書店で目について「CHAPTER1 30km・70km・100kmを走りきる! トレイルランをもっと楽しむための『レース完走プログラム88』」と「CHAPTER2 注目トレイルランショップが選ぶおすすめアイテム」、「望月将吾が教えるトレイルランナー必携セーフティギア」に目を通して即購入しました。
CHAPTER1 30km・70km・100kmを走りきる! トレイルランをもっと楽しむための『レース完走プログラム88』
『TRAIL RUN 2015 Spring / Summer トレイルラン2015春夏号』の特集「CHAPTER1 30km・70km・100kmを走りきる! トレイルランをもっと楽しむための『レース完走プログラム88』」は、16〜57pの大部。30km編、70km編、100km編の3部構成。
30km編は福田由香理選手とRyoko選手、70km編は小川壮太選手と上田瑠偉選手、100km編は鏑木毅選手が教えてくれています。各編の最初のページでは各編の目的、コーチの紹介、対象者、推薦大会を書いています。
30km編は1〜15がトレーニング編、16〜19が準備編、20〜27がレース編、28「忙しくても完走をめざす!福田流3カ月メニュー」、29「しっかり鍛えて準備万端! Ryoko流3カ月メニュー」。トレイルランニング初心者の私にはここが参考になりました。特にトレーニング法、行動食やハイドレーションの考え方です。
70km編は50〜80kmの競技者のためのTips集。「○○編」とはなっていません。しいて分類するなら30〜40が走り方のテクニック、41〜49がトレーニング、50〜53がウェア、シューズ、エマージェンシーキットやl行動食。54「ハセツネ・サブ15 / サブ10をめざすための3カ月トレーニング指標」、55「ハセツネ・サブ15をめざすための1カ月前とレーニングメニュー」。
走り方のテクニックについては裸足でできないテクニックが多く、あまり参考になりませんでした。ウェアや道具、エマージェンシーキット、トレーニングの考え方が参考になりました。
100km編は100〜160kmのロング競技者向けのTips集。雑多な内容で分類不可能。主にレース中の道具の使い方という印象を受けました。56「レース選びは“UTMB資格ポイント対象レース”がひとつの基準」から始まって88「いつかは100マイル! 100km超ウルトラ向けスタミナUP1カ月メニュー」。読んでいておもしろかった。
そしてなぜか73〜76は「ロングレースの世界で結果を出すためのヒントがいっぱい 山本健一 ヤマケン24時」と題して山本健一が日々行っている起床時と就寝前の習慣を書いています。76では「できれば22時には就寝」を勧めています。
鏑木毅選手の走り方については120ページからの「世界の走りを身につける鏑木メソッド」で紹介しています。
CHAPTER2 注目トレイルランショップが選ぶおすすめアイテム
『TRAIL RUN 2015 Spring / Summer トレイルラン2015春夏号』の「CHAPTER2 注目トレイルランショップが選ぶおすすめアイテム」では、Run boys! Run Girls!の桑原慶さん、ATC Storeの芦川雅哉さん、ELKの中込真太郎さん、RUN-WALK Styleの三浦誠司さんがそれそれ特色あるテーマでトレイルランニングアイテムを紹介してくれています。
この中で私が参考にしたかったのはELKの中込真太郎さんの「セルフレスキューを意識した必携アイテム」。裸足トレイルランナーなのでシューズ系の情報は眼中にないのですが、エマージェンシー系道具の情報はとても気になるんです。
望月将吾が教えるトレイルランナー必携セーフティギア
なので望月将吾選手のセーフティギアの紹介も参考になりました。
山の天気は変わりやすいし、もしもの事があるし、ルナサンダルLeadville Pacerは持って行くけど裸足なので。
『TRAIL RUN 2015 Spring / Summer トレイルラン2015春夏号』まとめ
現在ある程度ロードでランニングをしていて、これからトレイルランニングをやろうとか、トレイルランニング初心者には参考になる部分が多いと思います。
特集「CHAPTER1 30km・70km・100kmを走りきる! トレイルランをもっと楽しむための『レース完走プログラム88』」は写真と簡潔な説明でポイントが明確にわかって助かりました。
『TRAIL RUN 2015 Spring / Summer トレイルラン2015春夏号』に地図読みとコンパスの利用法を書いた本を読んで実践すればいいと思います。
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