『EAT & RUN 100マイルを走る僕の旅』は、裸足ランニング、裸足感覚ランニングについての見識と感性を高めたいランナーにとっても重要な本。本書のすべてがランニングと、ランニングを通した人生哲学の学びになるだろう。
以下、私が勧める、裸足ランナー、裸足感覚ランナーが通読してから再読したい部分について記す。
裸足ランニングについては、まず「Chapter15 また奴らか」とその後の「EAT & RUNコラム11 裸足の真実」を読む。
「Chapter15 また奴らか」では、“走る民族”メキシコに住むタラウマラ族がスコット・ジュレクをして「スーパーエフィシャント(超効率的)」と言わしめる秘密を読める。
そして「EAT & RUNコラム11 裸足の真実」では、スコット・ジュレクの裸足ランニングに関するアドバイスを読める。
ここで重要なのは、裸足ランニングの目的を手段と間違えないこと。いつの間にか手段が目的に変わっていないか、常に確認しながら走る。
あなたにとって裸足または裸足感覚ランニングをする目的と手段は何か。
裸足で、より長い距離を走れるようになったり、マラソン大会に出場すること?
裸足ランニングのフォームを身につけて、走ったり、マラソン大会に出場すること?
それとも……?
その後、「EAT & RUNコラム4 着地点」、「EAT & RUNコラム9 呼吸」、「EAT & RUNコラム12 姿勢」、「EAT & RUNコラム7 上達するには」を読む。読んで、自分のランニングフォーム作りや、トレーニング計画の素材として活用すればいい。
最後に、私のようなランニング初心者なら「EAT & RUNコラム1 初めに」も。安全に走るために。