『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』(原晋、講談社、2015年4月)は、元営業マンで青山学院大学陸上競技部を率いる原晋監督が書いたノウハウと軌跡。
原晋監督が優秀な営業マンとして役立ててきた数々のマネジメント手法を青山学院大学陸上競技部に適用し、2014年に箱根駅伝優勝を勝ち取りました。
帯にはこう書いてあります。
弱小・青山学院大学陸上競技部を率いて11年、監督は学生たちに何を語り、どう魔法をかけたのか? 叩き上げの営業マンが指導者として栄光を手にするまでの笑いと涙の全記録
『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』はどんなランナーにお奨め?
仲間を率いて駅伝やリレーに参加して、目標を掲げて仲間たちと一緒に継続的にモチベーションを上げたいランナーにうってつけの本。
また、個人ランナーでも自分を鼓舞したり、更なる高みを目指す際の自己管理のヒントにもなります。
『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』から得られる主なノウハウ
『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』にはランニングのトレーニングについてのノウハウではなく、選手たちのマネジメントについてのノウハウが書いてあります。
『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』を読むと以下のノウハウがわかります。
どんな選手を採ればいいのか?
どうすれば選手たちを鼓舞できるか?
選手たちの能力をアップした方法とは?
そしてこれらのノウハウに至る背景が原晋監督の人生や青山学院大学陸上競技部監督として過ごした日々の記録として赤裸々に語られています。
ランニングの具体的なトレーニング方法は書いてある?
では青山学院大学陸上競技部を箱根駅伝で勝たせたランニングの具体的なトレーニング理論や実践のノウハウについては?
それは『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』153〜155pで原晋監督が挙げている本からわかりました。
その本とは『リディアードのランニング・バイブル』と『瀬古利彦 マラソンの真髄 世界をつかんだ男の“走りの哲学”』。
原晋監督は154pでこう書いています。
リディアードの理論とトレーニング法は、いまでも十分に通用すると思う。…(中略)…『瀬古利彦 マラソンの真髄』は、リディアード理論に基づいたトレーニングの実践、成果が詳述されている。私は元来、あまり本を読まない人間なのだが、この2冊の本だけは何度も繰り返し熟読した。読むたびに新たな発見があった。
『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』から汲み取れる結論
『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』から汲み取れる内容は、原晋監督が営業マン時代に培ったマネジメント方法×リディアード式トレーニング法の掛け合わせ、といえるでしょう。
ぜひ『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』を読んで、よりよいマネジメントノウハウを自分のランニングに取り入れてみては。
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