『体の痛みを治す「寝たまま体操」』（西島直、TJMOOK 知恵袋BOOKS、宝島社、2016年6月6日）は操体法を元にした33体操を掲載。体操1〜28までは1人でできる。体操29〜33は補助者が必要。本体価格499円とリーズナブル。
『体の痛みを治す「寝たまま体操」』の特長とは？
『体の痛みを治す「寝たまま体操」』の監修者 西本直さんはパーソナルトレーナー。1999〜2007年まで広島東洋カープの佐々岡真司投手のパーソナルトレーナーという経歴の持ち主。
『体の痛みを治す「寝たまま体操」』は、「寝たまま」とあるように、起床時と就寝前に簡単にできる33の体操のやり方、理論、歪みチェック等を紹介。元が操体法なので気持ちよく伸ばすことを強調しています。
自分が感じた『体の痛みを治す「寝たまま体操」』特長5点。
- フルカラーで1ページに1体操で見やすい
- 体操ごとに適応症状が書いてあるから選択しやすい
- 写真で手足や顔、体幹の動かし方がわかる
- 矢印が図示してあるから動かす方向がわかる
- 注釈でよりよい動かし方がわかる
『体の痛みを治す「寝たまま体操」』を使いこなすポイントとは？
体操を実践してみてわかった『体の痛みを治す「寝たまま体操」』を使いこなす3ポイントを紹介します。
ポイント1。最後の方に「健康管理コース」、「腰コース」、「首・肩コース」、「ひざコース」とコース別の体操の組み合わせが掲載されています。でも最初から全部やろうとすると大変だから、自分の症状に合った体操だけやってみてマスターしたら数日ごとに少しずつ体操の種類を増やしていくとよいでしょう。
ポイント2。写真をよく見て手足や顔、体幹の向き、動かす方向性を覚えましょう。
ポイント3。『体の痛みを治す「寝たまま体操」』では「気持ちよく体を伸ばす」ことを強調しています。自分は体の表面の力を抜いて伸ばしています。体幹では腸腰筋や背筋、手足は背面を気持ちよく伸ばす感じ。背筋を伸ばすというと腰椎をそらせると勘違いする人もいます。腰椎も上下に伸ばします。楽に動かせる範囲で「気持ちよく」という部分が大事です。
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