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『サブスリー漫画家 激走 山へ!』レビュー

『サブスリー漫画家 激走 山へ!』レビュー

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『サブスリー漫画家 激走 山へ!』は、実業之日本社から2018年6月8日に刊行されたトレイルランニングがテーマのみやすのんきさんによるマラソン本シリーズ第三弾。4章構成。

発売日に即買い。

なぜトレイルランニングなのか? 「はじめに」で明かされたその理由にビックリ。本の企画を通すの大変だ。

『サブスリー漫画家 激走 山へ!』概要

「第1章 トレイルランニング自由自在!楽な歩き方と走り方」は、登山やスピードハイクにも適用できる山をより速く移動するみやすのんきさんの技術論。みやすのんきさんの既刊のマラソン本で大転子ウォーキング、大転子ランニングをものにした読者ならそれなりの体感覚も備わっているだろうから、少なくとも読んでイメージしやすいはず。実践してやりやすいはず。

実は『サブスリー漫画家 激走 山へ!』が刊行される前から階段の一段抜かし下りを開始。そしたら本書にその方法論が書いてあって「そうそう。言葉に変換するとこうなるんだ。さすがみやすのんきさん」と思いながら読んだ。

「第2章 日本最高峰の頂へ!伝統の富士登山競走への挑戦」は、富士山山頂へひたすら登り続ける第70回富士登山競走実走レポート。富士登山競走に参加したいと思っている読者にはかなり詳細な情報が得られると思う。

「第3章 一寸先は漆黒の闇!ハセツネCUP日本山岳耐久レース挑戦」は、2017年のハセツネ30KとハセツネCUPの実走ダブルレポート。1章で2章分美味しい。こちらもハセツネCUPに参加したい読者には興味深い内容だろう。

「第4章 全ては繋がっている!55歳のサブスリー挑戦の舞台へ」は、第37回つくばマラソン(2017年開催)の実走レポート。

自分も裸足で第37回つくばマラソンを自己ベスト更新で完走したので感慨深く読んでしまった。

『サブスリー漫画家 激走 山へ!』まとめ

巻頭にフルカラーで第25回ハセツネCUP(第3章)と第70回富士登山競走(第2章)の斜め俯瞰の立体的なコースマップがある。

第1章は、大転子ウォーキングや大転子ランニングの理解の上に今回のトレイルのウォーキングやランニング技術が乗っている。

だから『サブスリー漫画家 激走 山へ!』で「大転子ランニング」や「大転子ウォーキング」って言葉を初めて知った読者は『誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本 遅く走り始めた人ほど大切な60のコツ』(カンゼン刊)を読んで体得してから、『サブスリー漫画家 激走 山へ!』第1章再読をお勧めする。

また、中心と重心を意識して読むとより深く理解しやすくなるだろう。

第2章、第3章は、実走レポートが地図と写真と図と説明で立体的に書かれていて自分がそこを走っているかのような臨場感が湧きやすい。さすが漫画家だと思った。2017年の両大会に参加したランナーも読めば感慨深げだろう。

さらに読みながら巻頭のコースマップも照らし合わせればイメージ抜群。

なので、マラソンと異なるトレイルランニングでの特殊な状況や苦しみや克服法も疑似体験できる。

もちろん多少でもトレイルランニングをかじっている方がイメージしやすい。

これからトレイルランニングに取り組もうと思っている読者、トレイルランニング初心者のための実践的なよい教科書にもなっている。

第4章では、短期間でのマラソン調整が参考になるだろうか。さらっと書いているマラソントレーニングについて造詣を深めたいなら『走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー 運動オンチで85kg 52歳フルマラソン挑戦記!』と『「大転子ランニング」で走れ!マンガ家53歳でもサブスリー』(両著共実業之日本社)を参照。

ということで、これからトレイルランニングに取り組みたい読者やトレイルランニング初心者に『サブスリー漫画家 激走 山へ!』をお勧めする。

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