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『やろうよ陸上競技』(中田有紀、ベースボール・マガジン社)を読みこなす

『やろうよ陸上競技』を読みこなす

投稿日:2015年4月7日 更新日:

『やろうよ陸上競技』概要

『やろうよ陸上競技』(中田有紀、ベースボール・マガジン社 こどもスポーツシリーズ、2014年9月初版、フルカラー)は、小山裕史さん率いるワールドウイングエンタープライズの初動負荷理論に基づいた陸上競技に必要な「動きづくり」≒身体運用ノウハウを紹介しています。

中田有紀選手は「おわりに」でこう書いています。

本書で紹介した内容は、私がアスリートとして行き詰っているときに出会いをいただいた、鳥取ワールドウィングの小山裕史代表と取り組んでいる内容のほんの一握りに過ぎません。

もしあなたが初動負荷理論のノウハウを知りたいランナーや効率的なランニングフォームを研究しているランナー、ランニングフォーム改善に興味があるランナーなら、『やろうよ陸上競技』を読んである程度実践しておくとランニングフォームのバリエーションが増えます。

著者は女子七種競技日本記録保持者の中田有紀選手(『やろうよ陸上競技』参照)。

中田有紀選手はブログで「中田有紀 BLOG  『やろうよ 陸上競技』9月6日(土)発売!」『やろうよ陸上競技』を以下のように紹介しています。

私自身も取り組んでいる“動きつくり”の中から、動きの習得が早いとされる小学生年代にとても大切だと思う内容を選んで一冊の本にまとめました

初動負荷理論を採用したスポーツ選手には、野球ではイチローや山本昌、ゴルフでは青木功、短距離走では陸上競技/宗茂・猛、有森裕子、伊東浩司……と、錚々たる名前が出てきます(「初動負荷トレーニングとは? > 小山裕史先生の紹介|ギオン・ワールドウイング・ギオン」より)。

『やろうよ陸上競技』章立て

『やろうよ陸上競技』の主な章立ては、第1章 からだの扱い方、第2章 かけっこ(50m走)、第3章 走り幅跳び、第4章 ハードル走、になっています。

ランナー必読なのは「第1章 からだの扱い方」と「第2章 かけっこ(50m走)」でしょう。

『やろうよ陸上競技』を読みこなす方法とは?

子供向きの本らしく、優しい動作から順序立てて説明、写真や図、簡潔な文章、6種類のマーク—[参考ページ][ポイント][ここをCHECK!][ワンポイントアドバイス][この練習の狙い!]、各章のまとめ、によってわかりやすくなっています。

ランナー必読の「第1章 からだの扱い方」と「第2章 かけっこ(50m走)」の詳細は以下のようになっています。

「第1章 からだの扱い方」だけでも、1 基本の姿勢、2 動きづくり①歩き(ステップ1〜6)、3 動きづくり②ぶらぶらジョグ(ステップ1〜2)、4 動きづくり③クロスステップ、5 動きづくり④サイドステップ(ステップ1〜2)、第1章まとめ、と修得しがいがある充実した内容。

「第2章 かけっこ(50m走)」も、1 走りのポイント、2 スタート(スタートのポイント、動きづくり①〜⑥、ヒント)、3 スプリント(動きづくり①〜⑥、ヒント)、4 腕振り(ポイント、動きづくり①〜③)、5 コーナー走(動きづくり①〜③)、第2章まとめ、とこちらもやりがいがある内容。

子供向きとはいっても大人でも易しい動作はありません。動きづくりの数多い項目も挑戦しがいがあると思います。実践し続ける中でいろんな方向に体を動かして中田有紀選手が書いているような、しなやかでロスのない動きを身につけていけるのでしょう。

子供向きだからといって簡単な動作ではなく、やってみるとけっこう難しいです。体現するための頭と体のよい体操になります。

例えば初動負荷理論を以前から知っているランナーには違和感が少ないと思いますが、初めて初動負荷理論に接するランナーには最初の「1 基本の姿勢」からかなり違和感があると思います。

ですので『やろうよ陸上競技』を読みこなすには、動画に自分の動きを撮って『やろうよ陸上競技』に書いてある動作と見比べて同じになるまで実践してみるとよいでしょう。

また、所謂二軸動作による陸上競技の理論と比較研究するのもおもしろいと思います。できる、できない、合う、合わないを別にして、自分の体できっちり知っておけば動作改善のバリエーションを増やせます。

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