なぜアトムのナイロン田植タビ 薄底を買ったのか?
2013年まで、なるべく裸足に近いランニングにこだわって零下でもソックスで通していました。しかし低い気温で雨の日やその翌日の濡れた路面では走れなかったり、長時間のランニングでは趾が痺れるので危険でした。それでは裸足ランニングをしたいランナーに奨められなかったんです。
そこで2014年、路面と足底の間にゴムが入ってしまうのですが、断腸の思いでアトムのナイロン田植タビ 薄底を購入。
一足1,000円台と安価なので、MサイズとLサイズの2種類を入手。私の足のサイズが左右で違い、24〜24.5cmの間なので、MサイズとLサイズを買ってしっくり履ける方で走ることにしました。
私は靴下を履いてから、ナイロン田植タビ 薄底を履くことを想定しています。一般に裸足でシューズを履くと悪臭を放つ。ランニング後に毎回洗うならいいかもしれません。
ナイロン田植タビ 薄底は田植えだけでなく、楽天やAmazonのレビューを読むとウィンドサーフィンにも使われているようなので、その場合は毎回洗って干すでしょうから、悪臭を放つことがないでしょう。
しかしランナーは面倒臭くて毎回洗わないでしょう。そうなると足の健康にも悪い。なので靴下を履いてからナイロン田植タビ 薄底を履くことを想定しています。
アトムのナイロン田植タビ 薄底の組成は?
アトムのナイロン田植タビ 薄底のパッケージの表面にはサイズが記載されてます。
パッケージ裏面には品番、素材、サイズ早見表、注意書き等が記載されてます。
アトムのナイロン田植タビ 薄底をパッケージから出すとこんな感じ。
アトム ナイロン田植タビ 薄底の足底。小さい菱形のでこぼこがあります。
拡大するとロゴとサイズ、くっきりと菱形のでこぼこが見えます。
素材は表が天然ゴム、裏がナイロンとポリエステルとパッケージ裏に表記されています。
上記の写真でご覧になったとおり、ナイロンとポリエステルで編んだ外側に天然ゴムで甲、足底、足首上部をコーティングした感じ。爪先と足底だけ別のゴムを貼っているのか、段差があって強度を上げています。
触った感触では甲側は1mmもなく柔軟性がある。足底も1mmくらいの厚さしかないのではないでしょうか。
履いた時にゴム特有のピチピチ感が想像できるものの、薄いので全体に、特に甲側はふにゃふにゃで柔軟性がある。裸足ランナーにおあつらえ向きです。
アトムのナイロン田植タビ 薄底のサイズ感はどうだった?
アトムのナイロン田植タビ 薄底のサイズ展開はS(22.5~23.0cm)、M(24.0~24.5cm)、L(25.0~25.5cm)、LL(26.0~27.0cm)と微妙。これでどのサイズを買うか迷ってMとLを購入したわけなんです。
24〜24.5cmの私が履いてみたら爪先が少し余るもののLサイズがしっくり履けました。Mサイズだと爪先はぴったりだったのですが、靴下を履いても素足で履いても踵が後ろに出てしまいました。
さあ、いよいよナイロン田植タビ 薄底で試走です。
アトムのナイロン田植タビ 薄底で試走したら?
2014年12月5日、7日の気温がかなり低い日の出前にアトム ナイロン田植タビ 薄底を履いて試走しました。11月23日の40km走のダメージから回復途上なので、それぞれ30分ほどでしたが、概ね4分台後半から5分台中盤のペースで走りました。
下の写真はアトム ナイロン田植タビ 薄底を履いたところ。足首から上はソックスです。
足底が薄いので、石等の突起物に当たると裸足より弱いですが、それなりに痛いんです。でもゴムの足底なので、排水性(透水性)舗装では裸足の感触とは違います。これは一般的なサンダルを含むベアフットシューズと同じです。
よかった点は走りに集中できること。例えばワラーチやルナサンダル、一般的なベアフットシューズでは紐の微調整が必要になります。サンダルでは第1趾と第2趾の股の付け根が痛くなったり、シューズでは紐の締め具合が悪いと足が痛くなります。その点、アトム ナイロン田植タビ 薄底は紐がないのでその心配がありません。
また、適度なゴムの締め付けで左右にずれませんでした。
凍結した路面についてはまだ走ってないのでなんとも言えません。
アトム ナイロン田植タビ 薄底の利点と欠点は?
アトム ナイロン田植タビ 薄底の欠点。
先にアトム ナイロン田植タビ 薄底の欠点から。
- 夏季は蒸れそう。
表面がゴムで囲まれてるので通気性がないから。 - 長時間走っていると蒸れそう。
表面がゴムで囲まれてるので通気性がないから。2〜3時間走してみないと不明。 - 広い足幅だと窮屈。
外側はゴムですが、内側は布地なのでどれくらい伸びるか不明。 - 履きにくい。
履くにはコツがあるので慣れる努力が必要かも。足首が太いランナーも履きにくいかも。 - 雨天では履けない。
足首の布地部分が濡れるので。自分で撥水加工すれば少しは耐久性が上がるかも。 - 脱ぎにくい。
表面がゴムで囲まれていて、ぴちぴち感抜群なので脱ぎにくいかも。 - ゴムアレルギーのランナーには合わないかも。
- 爪先はそれなりに冷えます。でも裸足やソックスよりもかなり弱いです。
- ゴム臭が付く。
新品だからなのか、靴下にゴム臭が付きました。履き始めなので、しばらく使えばなくなるかは不明。
アトム ナイロン田植タビ 薄底の利点。
次にアトム ナイロン田植タビ 薄底の利点。
- 抜群な裸足感覚。
サンダルは厚みがあったり、固いソールのベアフットシューズがある中、アトム ナイロン田植タビ 薄底はソールが薄くて柔軟性があるので。 - 軽い。
重量を量ってませんが、履いた感じはさすがに軽い。 - ランニングに集中できる。
買って履くだけなのでフィット感がよければ調整なしでランニングに集中できます。 - 梅雨時のトレイルランニングにいいかも。
試してないので推測ですが、表面がゴムなので蛭に襲われにくい気がします。足首の布地の部分はゴムで覆ってしまえばいい気がします。 - 自作不要。
自作するワラーチマニアがいますが、私はそこに裸足ランニングの本質がないと思うので少しでも手間を省いてランニングに集中したいんです。お好きなワラーチランナーはご自由に。 - 調整不要。
サンダルやシューズの調整といえば紐の種類の選択、縛り方、強弱等あります。また履き方も。ランニング中にも手間が掛かる場合があります。それらの調整が悪いと足の甲が痛くなったり、第1趾と第2趾の股が痛くなったりします。私はそこに裸足ランニングの本質がないと思うので、調整がない分、裸足ランニングに集中できます。調整がお好きなランナーはどうぞご自由に。 - 安価。
一足たった1,000円台なので気軽に買える。試せる。
私にとって裸足ランニングの定義は「裸足で走ること」です。ワラーチやサンダル、ベアフットシューズで走ることではありません。
ソックス、プラスティディップソックス、ワラーチやサンダル、ベアフットシューズはどうしても裸足で走れない時や場所の次善策として考えています。
ですので私は次善策に手間を掛けることにあまり意味を見出せません。
裸足ランナーを標榜しているみなさんには次善策に掛ける手間を最小にして、裸足で走るランニング研究に集中していただきたいと願っています。
アトム ナイロン田植タビ 薄底は買いか?
結論から言うと、私が「どのベアフットシューズがいいか?」と聞かれたら、2014年12月7日現在では、あまり雪が降らない地域で冬季ならアトム ナイロン田植タビ 薄底を奨めます。
文中にも書きましたが、ゴムアレルギーのあるランナー、広い足幅のランナーにはあまり向かないと思います。
以上、アトム ナイロン田植タビ 薄底について思いつくままに書きました。漏れている部分もあると思いますが、興味があるランナーも多いと思うので公開しました。
あとはあなたの判断でお願いします。